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12日、大河報は、湖南省で昨年転落死したの病院のインターン医師について、本人のパソコンから病院の不正を告発する資料が見つかったと報じた。
2025年6月12日、中国メディアの大河報は、湖南省で昨年転落死したの病院のインターン医師について、本人のパソコンから病院の不正を告発する資料が見つかったと報じた。
記事によると、湖北省にある中南大学湘雅二病院のインターン医師だった羅帥宇(ルオ・シュアイユー)さんが昨年5月8日に宿舎で転落死し、現地警察は暫定的に自殺と判断した。そして、同年12月に羅さんのパソコン内に病院の不正を告発する資料が残されていたことを、国家衛生健康委員会および湖南省衛生健康委員会に提出した。
羅さんが残した資料には、2022年に病状の誇張や虚偽診断などの不正行為の疑いで身柄を拘束され、24年10月に有罪判決を受けた医師を含む複数の医療従事者による違法行為を示唆する内容が含まれていた。また、インターン医師だった羅さんが2021〜23年の間に合計40万元(約800万円)もの「労務報酬」を受け取っていた記録も残っていたという。今年2月に中国国内メディアがこの件を報じたことで事件が広く知られるようになった。
記事は、同省衛生健康委員会が今月12日に大河報の取材に対し、羅さんの家族が提供した陳情資料を受理し法に基づき処理を行っていること、病院の医療腐敗に対する告発情報はすでに公安機関に移送され、合同調査グループを立ち上げて事実確認や調査を進めていることを明らかにしたと伝えている。
この件について、中国のネットユーザーは「不自然な転落死、病院側による『口止め料』の画策、PCに残された衝撃的な腐敗の証拠。いずれも組織的な隠ぺいを示している。しっかり解明してほしいし、こんな事態が二度と起こらないようにしてほしい」「口封じと懲罰が目的だった他殺か、死をもって注目を集め自身の潔白を証明するための自殺か。2つの側面が考えられるが、いずれにせよ当局はしっかりと調べてほしい」「この病院で本来不要な手術をさせられそうになった」「この病院を徹底的に調べ、羅さんという英雄の名誉を取り戻せ」「拝金主義がはびこる現代において、この若者は正義の化身だ」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻)
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