中国交通運輸部が12日に発表した「2024年交通運輸業界発展統計公報」によりますと、2024年の中国の運輸部門への固定資産投資額は3兆8000億元（約76兆円）に達し、引き続き高いレベルを維持しています。国家総合立体交通ネットワークの主要骨格路線の距離は26万キロを超え、建設完成率は約90％だったということです。

公報のデータによれば、昨年、中国の高速交通ネットワークがカバーする範囲は引き続き広がりました。新たに開通した高速鉄道路線は2457キロで、「八縦八横(南北方向、東西方向各8ルート)」高速鉄道ネットワークは引き続き延伸し、全国の3分の1を超える省ですべての市への高速鉄道乗り入れが実現しました。高速道路の距離は7032キロ増加し、3分の2を超える省ですべての県に高速道路が開通しました。航空サービスは全国の地級行政単位の92．6％、人口の91．2％をカバーし、宅配便サービスのネットワークも2万3300路線増加したということです。

また、「公報」によりますと、中国の輸送サービスシステムは2024年も日増しに整備が進み、全国の省や自治区、市をまたいで移動した人の数は延べ646億人に達し、全国の営業貨物輸送量は569億トンに達したことが分かりました。

中国では2024年に省や自治区、市をまたいで移動した人数が、2023年より5．4％増加して1日当たり延べ1億8000万人に上りました。そのうち、列車で移動した人は延べ1100万人以上、道路で移動した人は延べ1億6000万人以上、船舶で移動した人は延べ70万人、飛行機で移動した人は延べ200万人に上ります。（提供/CRI）