中国自動車工業協会は11日、今年1～5月の自動車生産台数と販売台数がいずれも前年同期比10％以上増加したとの最新統計データを明らかにしました。中国の自動車産業は全般的に安定を保ちつつ好転する勢いを見せているということです。

データによると、中国の1～5月の自動車生産台数は前年同期比12．7％増の1282万6000台、販売台数は同10．9％増の1274万8000台に達しました。そのうち、EVなど新エネルギー自動車の生産台数は前年同期比45．2％増の569万9000台、販売台数は同44％増の560万8000台で、新エネルギー自動車の新車販売台数が自動車新車販売台数全体に占める割合は44％に達しています。また、輸出については、1～5月の自動車輸出台数は前年同期比7．9％増の249万台で、そのうち新エネルギー車の輸出台数は同64．6％増の85万5000台でした。

中国自動車工業協会の関係部門責任者は、「中国経済は全般的に安定した成長を維持し、新たな方向へ進みつつ、より良い状態へと向かっており、内需は継続的に拡大していると同時に、外需はより多様化している。さらに、今年に入ってから、大規模な設備更新と消費財買い替えに関する刺激策の適用範囲の拡大・加速が引き続き効果を上げているのに加え、自動車メーカーの新製品発売、各地で行われたモーターショーによる販売促進などが拍車をかけ、自動車市場の消費活性化を加速させている」と分析し、新エネルギー自動車は5月も引き続き急成長し、自動車輸出台数の伸び率は明らかに向上したと明らかにしました。（提供/CRI）