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香港メディア・香港01は、建設が停止して7年が経過していた中国広東省の「空中の廃墟」が建設を再開したと報じた。
香港メディア・香港01は、建設が停止して7年が経過していた中国広東省の「空中の廃墟」が建設を再開したと報じた。
記事は、同省仏山市で「市内最高の未完成ビル」として知られていた威達大厦の建設がついに再開したと紹介。同ビルは高さ171メートル、38階建ての高層オフィスビルで、2012年に現地デベロッパーが商業・オフィス一体のビル建設計画を立てて着工し、16年には屋上部分が完成したものの、17年には資金調達が滞ったため建設作業が停止し、993個のオフィスルームを持つはずだったビルは「空中の廃墟」と化していたことを伝えた。
記事によると、デベロッパーが債務不履行に陥って破産状態となった後、裁判所が破産管財人を指導して再建計画を立て、最終的に同市の別企業が4億3000万元(約86億円)で競り落とした。そして各種手続きを済ませた上、今月5日に施工業者が現場に入って建設が再開したのだという。
記事は、同ビルの「再生」が、現地裁判所による「執行と破産手続きの融合」という新しい仕組みによるものであると説明。裁判所が積極的に所有権や債務の整理を促し、プロジェクトの再建を可能にする法的手続きをスピーディーに進めた成果であることを伝えた。
そして、同ビルが現地の地域開発プロジェクト「環文華公園創新活力区」にあることから、その再建は単なる「空中の廃墟」問題の解決にとどまらず、地域経済の活性化に大きく寄与するというメリットも備えていることを説明。現地行政は同ビルの建設によって地域をハイエンドビジネスや現代サービス業の発展の新たな拠点とする方針であることを紹介した。(編集・翻訳/川尻)
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