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京都府京都市で6日に中国人観光客が刃物で切り付けられた事件について、犯人の男は中国人の可能性が高いとの情報が中国のSNSで出回っている。写真は京都。
京都府京都市で6日に中国人観光客の男性(37)が刃物で切り付けられた事件について、犯人の男は中国人の可能性が高いとの情報が中国のSNSで出回っている。
中国のSNS・微博(ウェイボー)で240万のフォロワーを持つアカウントは10日、日本のメディアの報道として「被害男性は中国からの団体旅行の参加者で、男は団体旅行の別の参加者と中国語で口論になり、男性が『声が大きい』などと男を注意したところ切り付けられた」という経緯を紹介した。
同アカウントは、「犯人の男はほぼ確実に中国人だ(確率は99%以上)。双方が中国語を話していたのに、日本のメディアはなぜ『中国人の男』と報じないのか疑問に思う人もいるだろう。これは、容疑者がまだ逮捕されていないためだ(極めて低いが中国人ではない可能性が残っているため)」と説明。先日、女優の広末涼子が逮捕された時にも、当初は断定されずに「自称」を付けて報じられたことを例に挙げた。
この事件は発生直後から中国のSNS上で大きな話題となり、「小日本鬼子(日本人の蔑称)は狂暴で残忍」「日本のヘイト教育を甘く見てはならない」など、日本に対する批判的な声が多数上がっていた。また、大阪の中国総領事館が日本の警察に対し、容疑者の早期逮捕と厳正な処罰を求めたほか、在日本中国大使館は日本滞在中の中国人らに対し、安全に対する意識を高めるよう注意喚起していた。
「犯人が中国語を話していた」という情報は中国SNSの一部アカウントしか伝えておらず、わずかに寄せられたコメントは「中国人…」「同郷人が同郷人を刺したってことか」「だから言ったんだよ。そう(中国人)でなきゃ口論になんてならない」「数日前に大々的に(日中の)対立をあおっていた人たちはどこへ?」「やっぱり中国人の犯行という情報が出た途端、注目度が下がった。ここ数日は至る所で(日本への)敵対感情むき出しだったのに」などだった。
ただそれでも、「中国語を話していたからといって必ず中国人だとは限らない」「台湾人も中国語を話す」「台湾人に違いない」などと主張する声も出ている。(翻訳・編集/北田)
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