コナンの5大弱点、なぜ絶対音感を持ちながら音痴なのか?―中国メディア

Record China    2025年6月13日(金) 23時0分

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中国のポータルサイト・捜狐に「江戸川コナンの5大弱点、なぜ絶対音感を持ちながら音痴なのか?」と題した記事が掲載された。写真は名探偵コナン。

中国のポータルサイト・捜狐に「江戸川(えどがわ)コナンの5大弱点、なぜ絶対音感を持ちながら音痴なのか?」と題した記事が掲載された。

記事はまず、「多くの視聴者にとって、江戸川コナンは『完璧な小学生』の代名詞である。天才的な頭脳、迅速な判断力、的確な推理、優れた身体能力、麻酔針を正確に打ち、犯人を制圧し、大人を気絶させる芸当までやってのける。しかし、そんな少年探偵にも、思わず笑ってしまうような『小さな弱点』があるのだ。特に注目すべきは『絶対音感を持ちながら音痴』という非常に不思議な設定である」として、コナンの5大弱点を紹介した。

一つ目の弱点は「重度の音痴」だとし、「最も有名なツッコミどころとして挙げられるのが、コナンの音痴ぶりである。それも、音楽の授業で先生に名指しで注意されるほどのレベルである。劇場版『名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)』やテレビアニメ『月光ソナタ殺人事件』では、彼に絶対音感があることが明示されており、音階を聞き分けてピアノの旋律に隠された暗号を解く場面が描かれている」と述べた。

ただ、「それにもかかわらず、歌えば音程は外れっぱなし。楽譜やリズム、さらにはクラシック音楽の知識にも乏しい。少年探偵団のメンバーの方がよほど上手に歌える始末である。さらに皮肉なことに、彼の声優である高山みなみは歌手としても活動するほどの抜群の歌唱力を持っている。それなのに、キャラクター設定ではわざと音痴のように演じている。このギャップはあまりにも大きい」と指摘した。

二つ目の弱点は「毛利蘭(もうりらん)に抵抗できない」だとし、「どれだけコナンが強くても、蘭の涙には敵わない。彼女が涙を流せば、彼の推理モードは即座に停止し、危険にさらされれば、どんな現場にいても真っ先に駆けつける。これには多くのネットユーザーが『付き合ってないなんて信じられない!』とツッコまずにはいられなかった。普段は冷静沈着なコナンでも、蘭が絡むと途端に崩れてしまうのである」と説明した。

三つ目の弱点は「妃英理(きさきえり)が苦手」だとし、「コナンが最も苦手とする大人は、蘭の母・英理である。彼女は冷静で気品ある美人弁護士である一方、子ども(特にいたずら好き)には容赦がない。コナンは彼女と会うたびに明らかに緊張し、無意識に視線を逸らすほどである。あるネットユーザーは『幼少期におばさんに叱られ続けたトラウマではないか』と分析している」とした。

四つ目の弱点には「料理ができない」を挙げ、「一見すると何でもこなせそうなコナンだが、自炊能力は壊滅的である。キュウリすらまともに切れず、料理に関しては完全な素人である。彼の食事は基本的に出前や他人が作った料理で賄われており、彼自身が料理をする場面はほとんど見られない。そもそも、彼はドラえもんではないのだから、ポケットから道具を出して晩ごはん問題を解決することもできないのだ」と論じた。

五つ目の弱点は「ゲームが苦手」だとし、「コナンは劇場版『ベイカー街(ストリート)の亡霊』の仮想ゲームの世界で、小学生にさえ負けてしまった。これは冗談ではなく、本当にゲームが苦手なのである。その理由は明白で、単純に『練習する時間がない』ためだ。彼は四六時中、事件を解決するか黒ずくめの組織に追われているかで、ゲームをする時間などあるはずがない。それゆえに、現代の小学生の中では浮いた存在となっている」と述べた。

記事は、「それでは『なぜ絶対音感を持ちながら音痴なのか?』という本題に入る。実は音痴には大きく分けて2種類ある。音を正確に聞き取れない『聴覚型音痴』と、音は分かっていても正しく発声できない『発声型音痴』である。つまりコナンは『音を理解していても、うまく歌えない』後者に該当する。これにより、音を頼りに暗号を解を解けるのに、音楽の授業では聴くに堪えない歌を披露してしまうという矛盾が生まれる」と説明した。

そして、「多くのファンはこれらの『欠点』がキャラクターの魅力を損なうどころか、むしろ魅力を引き立てていると感じている。万能であるはず少年探偵に、少しばかりの『不器用なかわいさ』が加わり、より人間味のある感情移入しやすいキャラクターとなっている。音程を外したり、ゲームでボロ負けしたり、蘭の前で弱気になったり…こうした姿がなければ、私たちはこの万能な少年探偵にここまで親しみを感じることはなかっただろう。少し不完全な完璧さにこそ人は引かれるのである」と言及した。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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