5月のPPIは依然低水準、一部の分野の価格は改善傾向―中国

人民網日本語版    2025年6月10日(火) 18時20分

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中国の5月のPPIは依然低水準だった。

中国国家統計局が9日に発表したデータによると、中国の5月の生産者物価指数(PPI)は前月比で0.4%下落、前年同期比で3.3%下落といずれも下落した。ただ、一部の分野の価格は改善傾向を示している。

中国の5月のPPIは前月比0.4%下落で、下落幅は前月と同じだった。国家統計局都市司の董莉娟(ドン・リージュエン)首席統計官は下落した理由について、海外からの輸入が主な原因の一つと分析した。例えば、国際的な原油価格の下落が中国の石油関連業界の価格を押し下げた。また、石油や天然ガス採掘業、精製・石油製品製造業、化学原料・化学製品製造業の3業界の価格が下落し、PPIの前月比を約0.23ポイント押し下げた。これらはPPIの下げ幅の5割以上を占める数字となっている。

また、前年同期の対比基数が高いといった要素が重なり、中国の5月のPPIは前年同期比で3.3%下落し、下落幅は前月比で0.6ポイント拡大した。ただ、董首席統計官は、「限界的な変化からすると、中国のマクロ政策の実施が強化されているのを背景に、一部の業界の需要と供給の関係がやや改善し、一部の分野の価格が改善傾向にある」とした。

例えば、消費刺激関連の政策の効果が継続的に目に見えて現れており、一部の消費財の需要が引き出され、関連業界の価格が上昇に転じている。その他、産業発展の高度化、スマート化、グリーン化へのモデル転換が安定して推し進められ、ハイテク製品の需要が拡大し、関連業界の価格が前年同期比で上昇した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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