中国研究者、火星での発電に新たな進展

CRI online    2025年6月10日(火) 17時30分

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中国科学技術大学の研究チームはこのほど、火星の大気を媒体として、発電とエネルギー貯蔵に関する研究を行い、新たな進展を遂げました。

中国科学技術大学の研究チームはこのほど、火星の大気を媒体として、発電とエネルギー貯蔵に関する研究を行い、新たな進展を遂げました。

研究者によると、火星での発電は容易なことではなく、入手しやすくて使い尽くすことのない媒体を使って発電を実現することを考慮しなければなりません。地球上での発電、例えば火力発電所や原子力発電所では一般的に水を作動媒体として利用しています。一方、宇宙での原子力発電の展開については、これまで科学界では希少ガスのヘリウム・キセノン混合ガスを作動媒体として使用することが多く議論されていました。しかし、ヘリウム・キセノン混合ガスは火星で採取できる資源ではなく、地球から火星まで輸送する過程で漏れると、すぐには補充できないという問題を抱えています。

中国科学技術大学の研究チームは、研究分析を経て、現在広く研究されているヘリウム・キセノン希少ガスの利用プランに比べて、二酸化炭素を主とする火星の大気が比較的大きな分子質量と単位体積当たりの作動能力を持つことから、発電システムに使用すると発電効率を最大20%、電力密度を最大14%向上させることができるほか、いつでもどこでも作動媒体を入手することができ、将来の大規模な火星探査に「現地に応じた」エネルギー生産のソリューションを提供するものとしています。(提供/CRI

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