卓球の中国超級リーグに参戦している平野美宇のベンチでの様子が、中国で注目を集めている。

平野は女子世界ランキング1位の孫穎莎（スン・インシャー）らと同じ深セン大学チームに加入。9日に行われた第1ステージの上海龍騰チームとの対戦では、第1試合のダブルスに蒯曼（クアイ・マン）とのペアで出場し、ゲームカウント3-1で勝利した。なお、孫はこの試合を欠場し、ベンチで戦況を見守った。

そうした中、注目を集めたのは平野のベンチでの様子だ。中国メディアの荔枝新聞が投稿した動画には、試合をしていた他の選手がベンチに戻ってきた際、一度立ち上がろうとした平野がコーチや孫の動きを見て座り直し、改めて孫が立ち上がりそうなことを確認してから自分も立ち上がる様子が映っている。また、孫がチームメイトにアドバイスを送る様子を、平野がのぞき込むようにして食い入るように聞く様子も見られた。

荔枝新聞はファンの声として、「平野美宇は完全に孫穎莎に追随している。孫穎莎がアドバイスしている時、彼女の目には知識への渇望と『世界一』への崇拝しかなかった」と伝えている。

他のネットユーザーからは「はははは、かわいい」「莎莎（孫の愛称）が立たないと、恐れ多くて立てません（笑）」「平野ってなかなかかわいい。素直で誠実な印象だよ」「平野は礼儀正しい。（話し手から）視線を逸らすことなく、しっかりとした敬意が感じられる」「日本選手はみんな孫に憧れ、目標にしている」「まさに知識への渇望」「孫はかつて平野をまねした（他の選手の）練習パートナーだったんだよな。今では技術的に差が開いてしまったけど」といった声が寄せられている。（翻訳・編集/北田）