2025年6月8日、中国メディアの北京日報は、中国の男子卓球選手・王楚欽（ワン・チューチン）が昨年のアジア選手権でイランの14歳の選手に敗れたことについて「ボールや台がいつもと違った」などと語ったことを報じた。

8日に放送された中国中央テレビ（CCTV）のインタビューの中で、王は昨年10月に行われた卓球アジア選手権男子団体の準々決勝で、イランの14歳の選手に敗れたことについて言及した。王は「ボールや台が普段とかなり違った。しかも当時は第1試合で、自分は相手のトップ選手のことばかりを考えていた」と説明した。

また、インタビューの中で「その後、多くの試合に負けたが、技術的に負けた試合は一つもなく、全部メンタルで負けた」とも語った。

この発言は中国のSNS・微博（ウェイボー）で注目を集め、トレンドワードランキングの2位に入った。中国のネットユーザーからは王を応援するコメントが多く寄せられる一方で、「つまり、他の選手が使っているのは（あなたとは）違うボールや台だってこと？」「ボールや台が違うとか、いつも言い訳ばっかりだな」「最近負けるシーンをよく見る」など、批判的な意見も散見され、多くの共感を集めていた。（編集・翻訳/川尻）