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世界のメディアは5日夜に行われた中米首脳の電話会談をいち早く次々と報道し、論評した。
世界のメディアは5日夜に行われた中米首脳の電話会談をいち早く次々と報道し、論評した。両国首脳の電話会談は4カ月余りぶりで、中国の習近平国家主席がトランプ米大統領の要請に応じたことで会談が実現した。
今回の電話会談の重要な意義と発せられたメッセージを理解するには、まず現在の中米関係の直面する情勢を明確に理解する必要がある。そもそも、先月の中米ジュネーブ経済貿易会談は前向きな成果を収め、各方面からあまねく歓迎された。だが、実施レベルでは、中米両国のパフォーマンスが大きく異なっている。中国は責任ある態度によって、米国の「相互関税」に対して取った関連関税と非関税措置を撤廃または一時停止した。一方で、米国は絶えず中国に対する差別的政策を打ち出し、一連のやり方はジュネーブ経済貿易会談の共通認識(コンセンサス)に反するもので、中国の正当な権益を損ない、中米関係を妨げ、破壊する要因となっている。
ある分析によると、米国が自ら電話会談を要請したのは、関税戦争や貿易戦争が自国にとってますます「背負いきれない重荷」となっていることから、対中関係の緩和を切実に求めていることを物語っている。中国が電話会談で示した誠意と堅持した原則は、中米両国の人々ひいては世界の人々へ対してしっかりと責任を果たすことを体現している。
世界が注目したのは、習主席が電話会談の中で、米国は台湾問題を慎重に処理し、ごく少数の「台湾独立」分裂分子が中米両国を衝突・対決の危険な状況に引きずり込むことを避けるべきだと強調したことだ。これは米国の一部の者が最近危険な発言をしていることに対する厳正な警告だ。
今年は世界反ファシズム戦争勝利80周年であり、国連創設80周年でもある。歴史に詳しい者なら誰でも知っているように、台湾の中国復帰は第二次世界大戦の勝利の成果にして戦後国際秩序の重要な一部分である。中米両国はかつて第二次世界大戦をともに戦ったことがあり、米国はこの歴史をよく知っているはずだ。米国は台湾問題での約束をなおさら固く守るべきだ。トランプ大統領は電話会談の中で、一つの中国政策を継続する考えを示した。米国がこの政治的約束を真に果たし、「台湾独立」分裂勢力に誤ったシグナルを発するのをやめ、「台湾カード」で中国の発展を妨げるのをやめるよう希望する。
事実、中米国交樹立半世紀近くの道のりを振り返ってみると、その中で得られた最も重要な教訓は、平等尊重が双方の交流の前提であり、対話と協力が唯一の正しい選択であるということだ。現在の重要な節目で、中米首脳が電話会談を行うことは、双方が障害を乗り越え、意見の相違を解消し、共通認識を増進し、協力を強化するのに役立つ。中国人は言ったからには約束を守り、やる以上はやり遂げる。米国も言行を一致させ、中国に歩み寄り、両国元首の重要な共通認識を実行に移し、中米関係の巨大な船が安定、健全、持続可能な発展の航路に沿って絶えず前進するようともに促し、世界により多くの安定性と確実性をもたらすことを希望する。(CRI論説員)
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