金馬賞の蕭雅全監督にセクハラ疑惑、後輩女性監督が赤裸々に告発―台湾メディア

華流    2025年6月8日(日) 14時30分

拡大

台湾の映画監督の蕭雅全氏(写真)が、女性監督の陳蔚爾氏にセクハラの告発を受けた。蕭氏は2023年に金馬賞の最優秀監督賞を受賞するなどで実力派監督として知られている。

台湾では6日、多くのメディアが映画監督の蕭雅全氏が、女性監督の陳蔚爾氏にセクハラの告発を受けたことを紹介した。蕭氏は2023年に「老狐狸」(邦題は「オールド・フォックス 11歳の選択」で台湾を代表する映画賞の金馬賞の最優秀監督賞を受賞するなどで、実力ある監督として知られている。陳氏はフェイスブックに蕭氏の行為を生々しく紹介するなどで8000文字に及ぶ文章を投稿した。

陳氏によると、陳氏が映画業界入りしたのは2005年初頭で、仕事を通じて蕭氏と知り合った。蕭氏については、後進を支える尊敬に値する監督と思っていた。陳氏に対しても、ユーモラスで気さくな先輩として振る舞い、陳氏は蕭氏から褒められ支持されることで励まされた。しかしその後は、直接に連絡を取り合うこともなくなったという。

15年には再び蕭氏との接触が始まったが、関係は次第に「ゆがんだ」ものになっていった。蕭氏は仕事を口実に陳氏に接近するようになった。陳氏によると、蕭氏はあいまいな言葉や冗談を使って陳氏との関係の「限界」を探ろうとしていると感じた。蕭氏は、陳氏に対して性的接触を求める言葉も口にするようになったという。

陳氏によると、蕭氏による「肉体的接触」は3度に及んだ。例えば2019年8月のある夜には、買い物を口実に陳氏を呼び寄せた。陳氏が品物を届けると、蕭氏は突然に陳氏に向かってきた。陳氏は「(私は)失敗しました。私は固まってしまいました。幸い、(陳氏がいた)ハンモックはとても不安定でした。でも、彼はまだあきらめませんでした。私の太腿をなでて、私の服をめくって私の右の胸をなめました」とつづった。

陳氏は投稿した文章で「言葉で何度も(性的な接触はできないと)暗示して、婉曲に拒否しても、セクハラは阻止できませんでした」と説明した。陳氏によると、23年の金馬賞の授賞式での蕭氏のスピーチがきっかけで、感情が高ぶった。2024年には蕭氏によるセクハラについて公開しようとしたが、相手が業界内で一定の地位と勢力を持っているので、業界内で圧迫されることが恐ろしくてずっと公開できなかったという。

6月5日になって公開したのは、他の女性の友人が、同様の被害を受けたことを知ったからで、フェイスブックのコミュニティー向け投稿で、蕭氏によるセクハラ被害を告発したという。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら


   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携