往年の名歌手がコンサート市場に回帰、中年・高齢者が観客の主力に―中国

人民網日本語版    2025年6月6日(金) 18時30分

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往年の名歌手がコンサート市場に回帰し、中年・高齢者が観客の主力になっている。

中華圏で「歌神」と呼ばれ、すでに大御所のような存在の香港の男性歌手ジャッキー・チュン(張学友)が先日、重慶市でコンサートを開き、満員御礼となった。チケット販売システムのデータを見ると、チケット購入者のうち40歳以上の男女が49.5%を占めていた。

関連報告を見ると、2024年のシンガーソングライター・刀郎(ダオ・ラン)のコンサートツアーでは、50歳以上の観客が全体の44.5%を占めた。また、同年、90年代に若手歌手として広く人気を集めたワーキン・チョウ(周華健)とアンディ・ラウ(劉徳華)のコンサートツアーでも、50歳以上の観客が全体のそれぞれ20.3%と10.7%を占めた。若者が依然としてコンサート市場の主な消費者であるものの、ユーザーの年齢層を見ると、大型コンサート市場は中年・高齢者をターゲットにするようになっている。

重慶公演業界協会の朱凱(ジュウ・カイ)会長は、「中年・高齢者の間でコンサートのニーズはとても高い。特に、中国を代表するような往年の歌手の人気が高い。中年者、ひいてはシルバー族の割合が高まっている主な原因は、近年、往年の名歌手がコンサート市場に戻ってきたことがある」との見方を示した。

中年・高齢者が文化消費市場において存在感を示すようになり、ポテンシャルが巨大なその分野を重視する公演企画会社がどんどん増えている。例えば、中年・高齢者に適した演劇や新劇の公演を行う劇場のほか、中年・高齢者を対象にした音楽の旅や文化の旅を打ち出す旅行会社もある。そしてこうしたアプローチが、中年・高齢者の文化観光市場の消費に対する熱意をさらに高めている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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