長安と東風の合併は中止、新たな国有自動車企業が誕生へ―中国

CRI online    2025年6月6日(金) 18時30分

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中国の国有自動車企業、長安汽車と東風汽車の合併報道から約4カ月後、正式に中止が発表されました。

中国の国有自動車企業、長安汽車と東風汽車の合併報道から約4カ月後、正式に中止が発表されました。5日、東風汽車股份有限公司は公告を通じて、間接的な親会社である東風汽車集団有限公司が、当面、資産および業務の再編には関与しないと通知してきたことを明らかにしました。長安汽車や東安汽車動力も、新たな国有企業が設立される旨を公表しました。

今回の動きにより、長安汽車と東風汽車の合併は見送られた一方で、長安汽車と東安汽車動力の親会社である中国兵器装備集団の自動車事業が分離され、新たな中央管理下の自動車企業として再編されることになります。これは、第一汽車、東風汽車に続く、第三の「第一級」国有自動車企業の誕生を意味します。

合併が見送られた背景には、両社の独立性を尊重しつつ、グループ内部での再編の方が柔軟かつ円滑に進むとの判断があります。長安汽車の朱華栄董事長は先日、「長安は引き続き自社の戦略に沿って発展していく」と強調しました。

グローバル市場では、PSAとFCAの合併によるステランティス誕生などの成功例がありますが、大企業同士の合併は容易ではないことも事実です。

合併の動きの背景には、電気自動車(EV)へのシフトや競争激化への対応がありました。長安汽車と東風汽車は中国自動車産業の礎を築いてきた企業です。現在の環境下では、無理な合併よりも、それぞれの強みを生かしつつ、安定した成長を目指すことが最善とみられています。(提供/CRI

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