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寧夏ホイ族自治区の賀蘭山国家級自然保護区で3日、新疆から運ばれて来た第2陣のモウコノウマが適応訓練を経て野外に放たれました。
モウコノウマはパンダよりも珍しい種で、中国の国家一級重点保護動物です。中国北西部にある寧夏ホイ族自治区の賀蘭山国家級自然保護区で3日、新疆から運ばれて来た第2陣のモウコノウマが適応訓練を経て野外に放たれました。
寧夏の賀蘭山はかつて、モウコノウマの故郷でした。寧夏林業・草原局に招かれた専門家らが2024年に賀蘭山に現存する草原の面積や気候、食料、地形などについて実地調査を行うとともに、新疆の野生馬繁殖研究センターから健康で適応能力の強い18頭のモウコノウマを何回かに分けて選び出し、賀蘭山北部のモウコノウマ訓練場に運んで3カ月間の適応訓練を行いました。
適応訓練に合格した第1陣の6頭のモウコノウマは今年2月に野に放たれ、そのうちの1頭が新たな命を宿しました。今回、賀蘭山国家級自然保護区に放たれたモウコノウマは新疆出身の12頭と、牝馬が適応訓練中の5月30日に出産した1頭の子馬です。
北京林業大学生態自然保護学院の胡徳夫教授によると、モウコノウマを本来の分布地域に復帰させるためには二つの基準があります。一つ目は原生地の環境に適応し、病気や人間による干渉、自然災害を乗り越えられること。二つ目は子孫の繁殖に成功することです。現在までのところ、2頭の子馬は生き残って順調に育っており、本来の生息地への回帰成功といえる基準を一応満たしているということです。(提供/CRI)
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