急に配信できなくなった「赴山海」、一部ファンらがプラットフォームに返金要求

華流    2025年6月6日(金) 15時0分

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武侠ドラマ「赴山海」の配信プラットフォームが、配信が決まらないことを理由に一部ファンから返金を求められる事態となった。

中国の人気俳優チョン・イー成毅)が主演を務める武侠ドラマ「赴山海」の配信プラットフォームが、配信が決まらないことを理由に一部ファンから返金を求められる事態となった。6日、中国SNSの微博(ウェイボー)では一時この話題がトレンド1位に浮上。2位にも「赴山海」関連の話題が入る注目度を見せた。

チョン・イーは1人3役に挑んだ武侠ドラマ「蓮花楼」(2023年)の大ヒットでも知られ、制作費3億元(約60億円)、特撮をSF映画「流転の地球」のチームが手掛けた「赴山海」は「第2の『蓮花楼』」という位置付けの作品だ。

「赴山海」は2024年10月にクランクアップし、今年4月に配信許可を取得。当初は翌5月の配信に向けて動いていたものの、その途中で「出演者による中国人侮辱発言」の捏造(ねつぞう)騒動が起きてしまい、結局5月中の配信はかなわなかった。

こうした中で報じられたのが一部ファンからのプラットフォームに対する返金要求で、中国メディア・揚子晩報は5日、「『赴山海』の配信がなかなか決まらないことが多くの消費者の不満を引き起こした。5日、複数の消費者がプラットフォームに詐欺の疑いがあるとして苦情を申し立て、返金を求めた」と伝えた。

それによると、訴えの内容は「昨年のイベントでプラットフォーム側は25年第2四半期(4~6月)に配信予定と宣伝した。多くのファンがプラットフォーム上の機能を通じて出演者や作品の応援にお金を使ったが、6月になっても配信開始時期に関する情報がない。カスタマーセンターに問い合わせると『近日中に配信する予定はない』との回答で、約束が破られたと考えている。プラットフォームは消費を促しておきながら約束を果たしていない」というもので、応援に2000~3000元(約4万~6万円)使ったという人も多いという。

この一部ファンの動きに他のファンからは続々とコメントが寄せられており、「プラットフォームは消費者にきちんと説明すべき」という声がある一方、「返金のことに関心はない。ただ『赴山海』を見たいという気持ちだけ」「一ファンとして配信を静かに待ってる」「私たちが応援しているのはチョン・イー、見たいのはチョン・イーの作品。いくらでも待てる」などの声も聞かれた。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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