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中国のスマホ大手、小米集団(シャオミ)は2025年1~3月期決算を発表。売上高、調整後純利益とも過去最高を更新した。写真はシャオミ。
中国のスマートフォン大手、小米集団(シャオミ)がこのほど発表した2025年1~3月期決算は、売上高が前年同期比47.4%増の1113億元(2兆2260億円)、調整後純利益が64.5%増の107億元で、いずれも過去最高を更新した。国営メディアが伝えた。
国営新華社通信によると、売上高は事業部門別に人工知能(AI)とモノのインターネット(IoT)を融合した「AIoT」とスマホの相乗効果を狙う「スマホ・AIoT」事業が22.8%増の927億元。スマート電気自動車(EV)やAIなどのイノベーション事業は前年同期の2600万元から186億元に急増した。
より具体的にはスマホ事業の売上高は8.9%増の506億元だった。世界出荷台数は3.0%増の4180万台で、7四半期連続のプラス成長となった。
中国本土市場は特に好調で、シェアが4.7ポイント上昇の18.8%に高まり、5四半期連続で上昇し、10年ぶりに出荷台数首位に返り咲いた。ハイエンド化戦略が大きな成果を収め、価格帯4000元以上の販売は中国本土市場の9.6%を占めた。
スマートEVは新しい成長エンジンとなり、セダンタイプEV「SU7」シリーズの1~3月の納車台数は7万5869台に達し、発売からの累計は25万8000台となった。
IoT・生活消費財事業の売上高は58.7%増の323億元、売上総利益率は5.4ポイント上昇の25.2%で、そろって過去最高を塗り替えた。スマート大型家電の伸びは1.1倍でエアコン、冷蔵庫の出荷台数はいずれも65%以上増え、洗濯機は2倍となった。タブレット端末は初めて世界出荷トップ3に名を連ね、ウェアラブルデバイスの市場シェアは世界上位に入った。
「AIoTプラットフォーム」の3月末時点の接続機器数(スマホ、タブレット端末、ノートPC除く)は20.1%増の9億4300万台、接続機器を5台以上保有するユーザー数は26.5%増の1930万人に上った。スマートホームブランド「米家(Mi Home)」アプリの3月の月間アクティブユーザー数(MAU)は前年同月比19.5%増の1億600万人に上り、AI音声アシスタント「小愛同学」のMAUは17.5%増の1億4700万人となった。
シャオミはコア技術の研究開発に注力し、1~3月の研究開発支出は30.1%増の67億元だった。独自開発したフラッグシップチップ「玄戒O1(XRING O1)と独自のオープンソースAIモデル「MiMo(ミモ)」を相次いで発表。3月末時点の世界特許取得数は4万3000件を超えた。(編集/日向)
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