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4日、香港メディア・香港01は、世界における中国の影響力が高まる中で、英国の学者が「西側はつらくとも理性的に対処しなければならない」と論じたことを報じた。
2025年6月4日、香港メディア・香港01は、世界における中国の影響力が高まる中で、英国の学者が「西側はつらくとも理性的に対処しなければならない」と論じたことを報じた。
記事は、英メディアが4日、英国から史上最大規模の民間代表団が中国を訪れ、参加した英国の政治家が中国の都市計画や発展ぶりに大きな驚きと感慨を覚えたと報じたことを紹介。これは英中関係改善に向けた流れの一つだとし、英中間で貿易協定の締結や中国ブランド製品購入熱の高まり、英国労働党政権が「成熟した長期的かつ戦略的」な対中政策へと転換し、気候変動や商業の分野で中国との協力を模索する姿勢を示していることなども両国関係改善の動きとして伝えた。
そして、英国が対中関係改善に動いている背景として、中国がレアアース生産・加工業界をほぼ独占しており、サプライチェーンにおいて不可欠な存在となっていること、中国の世界的な影響力が引き続き拡大していくことなどを挙げた。一方で、英国内では中国と激しく争う米国とのつながりもあって中国に対して否定的な見方も強いと指摘。安全保障や人権問題などを理由として、太陽光製品や鉄鋼業などの分野において中国企業への差別的な扱いも見られるとした。
記事は、対中関係の流れを阻害する動きについて、英国政府に具体的な対中戦略が欠如していることを批判した上で、対中戦略に関するシステム的な計画を立て、中国と付き合っていく上での包括的な能力を構築するとともに、中国との接触点を多様にしていくことの重要性について論じた。また、英国王立国際問題研究所の中国問題専門家ウィリアム・マシューズ氏が「世界はますます中国化していくことになる。西側諸国は少し理性的にならなければならず、その中に一から参加しなければならない」との認識を示したことを伝えた。(編集・翻訳/川尻)
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