中国のアニメ界に必要な「国民的アイドル」―中国紙

Record China    2014年10月8日(水) 21時43分

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8日、「100のドラえもんのひみつ道具博覧会」が現在、中国の各地で開催されている。写真は広州で開かれたドラえもん展。

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2014年10月8日、「100のドラえもんのひみつ道具博覧会」が現在、中国の各地で開催されている。そんな中、最近、「ドラえもんは日本政府が推し進める日本の文化宣伝活動を行っている。ドラえもんの背後にある政治的意義に注意しなければならない。中国人は盲目的にドラえもんを追いかけてはならない」と訴えるメディアが相次いだ。それに対して、ネットユーザーは、「ドラえもんが包囲された」と揶揄している。中国青年報が報じた。

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22世紀の未来からやってきたネコ型ロボット「ドラえもん」が、なぜ侵略者のように扱われてしまったのだろう?文学評論家の李敬沢(リー・ジンザー)氏や謝有順(シエ・ヨウシュン)氏などは、「自国の文化に自信がないことの表れ」と指摘する。中国に代表的なアニメがあれば、アニメのキャラクターに対してこれほど敏感に反応することはない。そして、子供達に愛されるアニメを作ることができれば、若者たちが何を見ているかを心配する必要もない。そのため、海外のアニメキャラクターが中国人の心を捉えていることを、もっと大きな心で見ると同時に、中国人らしい想像力を働かせ、愛されるアニメのキャラクターを作り出すことにもっと専念しなければならない。

近年、中国でも「喜羊羊与灰太狼(シーヤンヤンとホイタイラン)」や「熊出没」など、人気となるアニメが登場した。今の中国の子供達は、これらアニメを見て育っている。しかし、これらアニメのヒットは、称賛ではなく、保護者達の心配の声を呼んでいる。

名作でもないアニメが、ここまで巨大な影響力を持つようになるとは、想像しがたいことだ。これは、文化環境と関係があり、人々は、「精神の糧」の質に対して、注意しようという気持ちがない。大人たちが文芸作品を選ぶ際も、慎重さやこだわりに欠けている。これらを背景に、アニメ界だけ高いレベルを求めるのは非現実的だ。しかし、アニメ作品自身には存在価値があり、人の心を癒してくれるという点を忘れてはならない。そのため、アニメに対する要求が高くなるのはもっともなことで、クオリティの低いアニメが氾濫するのは、耐えがたい。

名作と呼ばれるアニメのキャラクターは、「国民的アイドル」であるべきで、子供だけでなく、大人からも愛されなければならない。そのキャラクターの文化的な意味や娯楽的価値は全ての人に合わせたものでなければならない。このような条件を満たすキャラクターでなければ、長期にわたって愛されることはない。

では、どうしたら「国民的アイドル」を生み出せるのだろう?まず、中国にある文化の根本に目を留めなければならない。中国には、無数の古典名作や神話、伝説があり、それらはアニメキャラクターを生み出す「宝庫」と言える。また、質の高い著作権を中心に、映画やドラマ、ゲーム、図書、関連商品などを系統立てて創作し、生産する整った産業チェーンも必要だ。

そのほか、「人材」もアニメ製作の核心だ。新しい物を生み出すことができる人材がなければ、アニメ産業がもたらす利益は全て、運営企業のものとなってしまう。アニメ産業の核心となる原動力を生み出すことこそが、国民的アイドルを生み出すカギだ。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)

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