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中国のSNS・小紅書(RED)にこのほど、「日本人の素養は本当に素晴らしい」との投稿があり、反響を呼んでいる。資料写真。
中国のSNS・小紅書(RED)にこのほど、「日本人の素養は本当に素晴らしい」との投稿があり、反響を呼んでいる。
投稿者の女性によると、日本で夫と子どもと共に遊園地に行き、夫らは遊園地へ、女性は1人で隣接するショッピングモールに行った。しかし、モールはまだ開店していなかったため、外にあるベンチに座り本を読んで待つことにしたという。
女性は、「ずっと下を向いて本を読んでいたので周囲の様子はあまり分からなかったが、ふと顔を上げてみると目の前には長い行列ができていた」とした上で、「驚いたことに、みんな私が座っているベンチの前だけをきれいに避けて並んでいた。誰一人として光を遮ったり、邪魔になるようなことをしたりする人はいなかった」と回想。「見知らぬ人たちの思いやりと優しさに心が温かくなった」とつづっている。
この投稿にネットユーザーからは「確かに素晴らしい」「こういう細部については、本当に差が大きい」「良いものは良い」「彼らのマナーは私たちのだいぶ先を行っている」「他はともかく、(日本人の)マナーや国民の素養は本当に高い。観光地でも自分からきちんと列に並ぶ」といった声が上がった。
また、「私も日本の遊園地に行った時、人はすごく多かったのに3~4歳の小さい子もみんなきちんと列に並んでアトラクションの順番を待っていて、本当に感慨深かった」「日本で荷物を持ってエレベーターに乗った時、日本人が私を先に降ろしてくれた。しかもドアを押さえてくれた(涙)」といった声や、「今日、伊豆で買い物していたら5人の同胞に割り込まれたよ」「(中国に)帰国するたびに毎回割り込まれる。どの観光地でも例外なくだ」と自国と比較する声も。
このほか、あるユーザーは「比叡山に行った時、山の上で突然大雨が降り出し、ケーブルカーが運行停止になった。小さなケーブルカーの駅舎には人がぎゅうぎゅうに詰めかけていたけど、それでもみんなきちんと列を作って並んでいた。列の先頭のお年寄りは疲れたのか、少し離れたベンチに座って休んでいた。そして、運行が再開されると、前方にいた数人がまるで息を合わせたかのように微笑みながら手招きをして、そのお年寄りに『どうぞ』と優しく声をかけ、先に乗るよう促した。その時、私はとても複雑な感情を抱いた。『素養』とは、何十年という時間をかけてやっと追いつけるものなのだと、しみじみ感じた」との体験談を記している。
一方で、少数ながら「たぶんそれは人と人との距離感であって、優しさとは関係ない」と指摘する声や、「私は香港人だけどそんなふうには感じない。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)では日本人に押されまくった。列に並ぶという点では、香港人の方が良くできていると思う」との声もあった。(翻訳・編集/北田)
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