台湾メディアの太報は1日、台湾の女優でモデルのリン・チーリン（林志玲）が思わぬ批判に心の知能指数（EQ）の高い返答をしたと報じた。

記事によると、リン・チーリンは5月に中国で行われたイベントに出席した際、気温が低い中、薄手のドレス姿で首をすくめながらとことこと縮こまって歩く様子がカメラにとらえられたが、これについて中国の一部ネットユーザーから「日本人と同化した」「歩き方がまるで日本人」「以前はもっと堂々として優雅な立ち居振る舞いだったのに、今では日本人のようになってしまった」などと指摘する声が相次いだ。

中には結婚相手（EXILEのAKIRA）が日本人であることを引き合いに出して、批判的なコメントを残すユーザーもいたという。

こうした言説が広まる中、リン・チーリンは6月1日に中国のSNS・微博（ウェイボー）を更新し、「皆さんのご指摘ありがとうございます。ママ（私）は本当に久しぶりにスターになったので（涙）。今後は頭を上げて胸を張るようにします」と絵文字を交えてつづった。

また、一緒に投稿した動画には、黒のドレス姿で登場したリン・チーリンが「寒いわ～寒いわ～」と首をすくめていると「寒い時に首をすくめちゃだめ」とのナレーションが入り、「分かったわ」と背筋を伸ばして「自信」という文字が入ったトートバッグを肩にかけて優雅に歩き出す様子が映っている。

太報の記事は、「（リン・チーリンが）指摘に対して温かい言葉で返し、批判の声を優しく受け止めた」「50歳を過ぎた今もなお強い存在感を放ち、温かく前向きな言葉で、批判的な声すらも和ませた」と評している。（翻訳・編集/北田）

リン・チーリンが思わぬ指摘に対して賢い対応 pic.twitter.com/IrQr1WD0iB

— 華流 (@_hualiu_) June 2, 2025