中国人の同性カップルがタイで結婚式=「タイは自由な国、私たちにも寛容」―仏メディア

Record ASEAN    2025年6月2日(月) 13時0分

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仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版は1日、タイで中国人男性同士の同性婚が行われたと報じた。写真はパタヤ。

仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版は1日、タイで中国人男性同士の同性婚が行われたと報じた。

記事によると、41歳のワンさんと29歳のソンさんが同日、タイ・バンコク近郊のパタヤビーチで結婚式を挙げた。現地で行われた中国人の同性カップルの結婚式は、今回が初めてだという。2人は白い衣装に身を包み、親しい友人や家族に見守られながら結婚の誓いの言葉を交わした。涙ながらに思いを叫ぶ姿に出席者たちは心を打たれたという。

タイでは今年1月、東南アジアの国としては初めて同性による婚姻が正式に合法化された。一方、中国では1997年に同性愛という形自体は合法化(非犯罪化)されたが、同性婚は依然として認められていない。社会的にも、同性愛者への差別は根強く残っている。ワンさんはAFPのインタビューに「タイはより自由な国で、私たちのような人にもとても寛容だ」と語ったという。

タイで不動産仲介業を営むジューさんは「私たちのような同性愛者にとって最大の困難は、証明書類の取得と社会的偏見だ」と説明。「中国の同性カップルにとっては、タイで求められる未婚証明書(独身証明書)の取得がとても難しい。それに、中国は海外で登録された同性婚を法的に認めていない。それでも、あの2人がバンコクの役所で結婚証明書にサインしたあの瞬間は、非常に感動的だった」と話した。

ワンさんとソンさんは「私たちが最初の一歩を踏み出したことで、今後もっと多くの人たちが夢をかなえられるようになってほしい」との願いを口にした。ワンさんは「人生は短い。愛する人と人生を共にすることができるなんて、これほど素晴らしいことはない」とも語ったという。

2人はタイで挙式とハネムーンを済ませた後、中国に戻る予定だというが、老後はタイで生活したいという希望もあるそうだ。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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