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1日、香港メディア・香港01は、中国によるレアアース輸出規制により米国の自動車工場は原料不足に陥り今後数週間に閉鎖する危機に直面していると報じた。
2025年6月1日、香港メディア・香港01は、中国によるレアアース輸出規制により米国の自動車工場は原料不足に陥り今後数週間に閉鎖する危機に直面していると報じた。
記事は、米中貿易戦争は先月の相互関税一時引き下げによってしばしの「休戦」となったものの、中国はレアアース輸出規制という米国への対抗手段を持ち続けているとした上で、英ロイターが先月31日に「中国のレアアースが不足することで、米国の自動車工場が数週間以内に閉鎖する可能性がある」という警告を米国の自動車業界団体・自動車イノベーション協会(AAI)が発していると報じたことを紹介した。
記事によると、AAIが5月9日に米政府関係者に対して「レアアースや磁石を安定的に獲得できなければ、自動車サプライヤーは自動変速機や発電機、センサー、ステアリング装置、カメラなど重要な自動車部品を製造することができない。必要な部品が得られなければ、深刻な場合減産は免れず、場合によっては自動車組み立てラインの閉鎖も生じうる」と警告する書簡を送ったという。
AAIは、ゼネラルモーターズ(GM)やトヨタ、フォルクスワーゲン、現代などの主要自動車メーカーを代表する組織であり、書簡には米国自動車部品工業会も署名したと記事は伝えている。
報道によると、中国のレアアース・磁石の加工生産能力は世界の90%以上を占めており、今年4月には中国政府がレアアース7種類の輸出規制を実施し、当月のレアアース輸出量が半分にまで激減した。(編集・翻訳/川尻)
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