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中国メディアの参考消息は1日、「中国はスポーツをロボット革命の原動力にしている」とするスペインの通信社、EFEの記事を紹介した。
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中国メディアの参考消息は1日、「中国はスポーツをロボット革命の原動力にしている」とするスペインの通信社、EFEの記事を紹介した。
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記事はまず、「中国は単にスポーツ競技会を開催しているだけではなく、マラソンをしたり、ペナルティーキック(PK)をしたり、太極拳をしたりするロボットで、スポーツとハードウエアの未来を形づくっている。かつてのSFの一場面のようなものが、今では教育プラットフォームや人工知能(AI)、力学的エネルギーを融合した文化現象となっている。中国はロボットスポーツ革命をリードするとともに競技場を技術の実験室に変えている」と伝えた。
記事は、4月に北京で「天工」という名の人型ロボットがハーフマラソンを完走し、人間と一緒に都市の公式なレースを完走した初のロボットとなったことや、無錫でエンボディドAI(身体性を持つ人工知能)ロボットによる競技会が開催され、サッカーやバスケットボール、ダンスなどの競技に人型ロボットが参加したこと、5月には杭州で人型ロボット同士が対戦する世界初の格闘技大会が開催され、中国のロボット開発企業、ユニツリーのロボットが遠隔操作でキックをしたり回避をしたりする様子が国営テレビでゴールデンタイムに放送されたこと、12月には深センで世界初のフルサイズ人型ロボットによる格闘選手権が開催予定であることを紹介した。
記事によると、こうした人型ロボットの背後には、急成長している産業がある。中国の企業情報検索サービスによると、中国では2025年に入ってからの5カ月間だけでロボット関連企業10万社が新たに登録され、その総数は90万社に達した。中国国営の研究機関によると、中国の人型ロボット市場はすでに世界市場の半分を占め、45年までに最大1兆元(約20兆円)規模に達する可能性がある。この産業革命の中心地の一つである広州では24年に国内の産業用ロボットの44%が生産され、国際基準の確立や研究開発センターの強化、新興企業への補助金支給などによりその役割が強化されている。
記事は「中国のロボット革命は、私たちがスポーツとして理解しているものを、競技や教育、娯楽の中で再定義している」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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