中国が医薬品の臨床試験数で米国を上回る、FDA元長官が焦慮―中国メディア

Record China    2025年6月3日(火) 5時0分

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中国メディアの観察者網は5月31日付記事で、中国が医薬品の臨床試験数で米国を上回り、米食品医薬品局(FDA)元長官が焦慮していると報じた。

中国メディアの観察者網は5月31日付記事で、中国が医薬品の臨床試験数で米国を上回り、米食品医薬品局(FDA)元長官が焦慮していると報じた。

記事が米ニュースサイトのアクシオスの報道として伝えたところによると、2024年に中国が世界保健機関(WHO)の国際臨床試験登録プラットフォームに7100件を超える臨床試験を登録したのに対し、米国は約6000件だった。英ロンドンに本社を置くデータ分析およびコンサルティング会社グローバルデータの報告によると、中国は医薬品の臨床試験数で米国を上回り、生命科学分野の覇権を巡る世界的な競争の転換点となった。

事業用不動産サービス大手CBREの4月の報告によると、24年末時点で建設中の研究所や研究開発施設の大きさを表す数字(面積)は北京が740万平方フィート、上海が640万平方フィートで、ボストンは390万万平方フィートで大きく引き離された3位だった。米国は依然としてバイオテクノロジー、医薬品、医療技術の特許出願で世界をリードしているが、中国は「いかなる主要国も匹敵できない」ペースで追い上げている。中国では過去10年間に医薬品および医療技術の特許が379%増加した。

トランプ政権1期目にFDA長官を務めたスコット・ゴットリーブ氏は先ごろ、医療特化ニュースサイトSTATへの寄稿で、「米国の製薬会社が中国から化合物のライセンスを取得すると、ボストンのケンドール・スクエアやノースカロライナのリサーチ・トライアングルなどのイノベーション拠点を強化できるはずの資金が流用される」とし、「米国のバイオテクノロジー産業は世界がうらやむ存在だったが、注意しなければあらゆる医薬品が中国で作られる可能性がある」と記した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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