2022年に買春騒動が報じられた中国の俳優リー・イーフォン（李易峰）について、偶然が重なった末に発覚に至ったことが明らかになった。

中国共産党傘下の月刊誌「人物」がこのほど、ある男性芸能人の買春スキャンダルの全容を報道。該当する芸能人の名前は明らかにされていないが、その報道内容から22年9月に北京市公安局の発表により買春行為が明らかになり、その後は封殺状態となっているリー・イーフォンに間違いないと話題になっている。

「人物」の報道によると、この芸能人は買春目的で女性を呼び出したが、体調不良のため現金1万元（約20万円）を渡して女性を帰したという。女性はシェアサイクルで帰る途中、酒に酔っていたため転倒。フードデリバリー中の男性に助けられたが、現金の入ったバッグがないのに気づき、この男性と口論になって警察に通報する騒ぎとなった。

その後、警察の捜査の中で違法な売買春が明らかになり、女性のバッグはその芸能人の自宅で発見されたほか、警察官が訪問した当時、自宅には別の女性が呼ばれていたとしている。なお中国メディアは、22年にリー・イーフォンのスキャンダルが持ち上がった際、リー・イーフォンが相手の女性をシェアサイクルで帰したと報じていた。

リー・イーフォンは今年4月、タイ・バンコクでソロライブを開催。これをきっかけに国外を拠点に活動再開するとみられていた。しかしその後、このライブのポスターから「ツアー」の文字が消されたことが中国のSNS・微博（ウェイボー）でも話題になっていた。（Mathilda）