中国は28日、北京で日本産水産物の安全性に関する日本側との新たな技術的意見交換を行いました。中国外交部の林剣報道官は30日の定例記者会見で、「中国の関係部門は、科学的かつ安全の原則に基づき、国内の関連法規および国際貿易ルールに従って、日本側が要請した日本産水産物の対中輸出再開について検討していく予定である」と述べました。

林報道官は、「今年に入ってから、中国は福島原発の海洋放出処理水に対する国際モニタリングを継続しており、独自のサンプル検査において異常が確認されなかったことから、中日双方は日本産水産物の安全性に関して接触と話し合いを重ねてきた。28日の技術交流では、実質的な進展があった」とし、さらに「日本側は信頼できる、目に見える措置を講じて日本産水産物の品質の安全を確保し、中国側の監督管理の要求と食品安全基準を満たすことを約束した」と強調しました。そして、「中国政府は常に国民を第一に考え、国民の食の安全を断固として守っていく」と述べました。（提供/CRI）