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中国の第41次南極調査隊の活動が終了しました。
中国の極地科学調査破氷船の「雪龍2号」が28日、南部の海南省海口市の港に到着しました。このことで、中国第41次南極調査隊のすべての調査活動が滞りなく完了しました。「雪龍2号」は2024年11月1日に中国南部の広東省広州市を出港し、208日をかけて総距離4万カイリ余りを航海しました。
今回の調査の最大のハイライトは、中国が初めて、南極で秋に実施されたロス海生態系を主な研究対象とする国際的な共同航行と調査活動に参加したことです。南極での従来型の調査は夏に実施されていましたが、この国際的な調査活動では調査期間を自然条件がより劣悪な秋から冬に伸ばすことに成功しました。また、総合海洋調査ステーション計4カ所での観測断面計24の調査を実施し、各種観測ブイ34基を設置して海水、堆積物、生物、海氷のサンプル計5000点以上を採取しました。
「雪龍2号」はアムンゼン海とロス海で調査研究を実施し、海洋の中上層部の重要生物種の食物連鎖における栄養のつながりの調査や係留式観測ブイの回収と設置などの作業を順調に完成させ、アムンゼン海では重力式による長尺岩石コアの採取に初めて成功しました。
「雪龍2号」が実施した今回の調査活動は、中国の単独の極地調査船として最も長期にわたるものでした。また、今回の調査活動は中国、英国、米国、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、タイ、マレーシアの8カ国の科学研究機関の12人の科学者と共同で実施し、極地分野の科学研究と後方支援での国際協力をさらに推し進めました。(提供/CRI)
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