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中国スマートフォンメーカーのオナーはヒューマノイドロボット産業への参入を発表しました。
中国スマートフォンメーカーのオナー(栄耀)はヒューマノイド(人型)ロボット産業への参入を発表し、100億ドル(約1兆4500億円)規模の人工知能(AI)戦略を推進することを明らかにしました。
オナーは28日、新産業インキュベーション部門がヒューマノイドロボット分野への進出を決定したと発表。3月にはAIと新たなアプリケーションに焦点を当てた100億ドルの新規産業計画を発表していました。
オナーの李健・最高経営責任者(CEO)は同日開催された「Honor400シリーズ」発表会で、社員がロボット開発に関わったエピソードを紹介し、同社がロボット事業に本格参入したことをサプライズ発表しました。このロボットは毎秒4メートルのランニング速度を記録し、これまでの業界記録を更新したとのことです。
オナーは以前からロボット事業の基盤構築に取り組んできました。3月に世界最大規模のモバイル関連展示会「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)でスマホメーカーから世界をリードするAIデバイスエコシステム企業への転換を目指すと宣言。この戦略の一環として、今後5年間で100億ドルを投資する予定です。
中国はヒューマノイドロボット分野で世界をリードしており、有望なスタートアップ企業が注目を集めています。4月に北京で開催されたロボット・ハーフマラソンでは、出場したロボット21台のうち、完走できたのはわずか数台でしたが、エヌビディアのジェン・スン・フアンCEOはヒューマノイドロボット分野が将来的に数兆ドル規模の産業に成長する可能性があるとし、特に工場や倉庫で人間の作業者を支援する用途に期待を示しています。
オナーのロボット分野進出はシャオミ(小米)などと同様の動きで、シャオミはすでに電気自動車(EV)製造やスマート工場分野に進出し、消費者向け電子機器から他分野への事業拡大を進めています。オナーもオッポ(OPPO)やビボ(vivo)と同様に、スマートフォンやその他のデバイス向けに自社のエージェント型AIサービスの構築を進めています。(提供/CRI)
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