「こんなこと初めて」=大阪のタクシー運転手に腹が立って涙が出た―中国人女性

Record China    2025年5月30日(金) 17時0分

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中国のSNS・小紅書(RED)にこのほど、「大阪のタクシーに腹が立って涙が出た」との投稿があった。

中国のSNS・小紅書(RED)にこのほど、「大阪のタクシーに腹が立って涙が出た」との投稿があった。

投稿者の在日中国人の女性は「両親が日本に来ていて、まさか最後の日にすべて台無しになると思わなかった」とつづり、いきさつを説明した。女性らは心斎橋に行こうとしていたが、距離が近かったためタクシーに乗るか迷っていた。すると、ちょうど路肩に1台のタクシーが止まっているのを見つけ、両親が乗りたいと言ったので女性が運転手に「乗れますか」と尋ねた。運転手は一言も発さずにドアを開け、面倒くさそうな顔で「早く乗れ」と手で合図したそうで、女性は「その時点でなんとなく態度が良くないなと感じていたけど、もしかしたら私たちが外国人で英語が話せないと思って、身振り手振りで対応しているだけかもしれないと思っていた」という。

目的地の心斎橋のパルコの近くに到着して、女性が「QRコード決済で」と伝えると、運転手は手を振って「やってない」とひと言。女性が「じゃあ現金で」と、財布を取り出して現金を探していると、運転手は突然不機嫌そうに「早くしてよ!」と怒鳴った。女性はショックを受け、「何だよその態度」と言い返しつつ、5000円札を1枚渡した。すると運転手は嘲笑するように「5000円?たった1200円でねえ」と言った。そして、釣銭を渡す時もイライラした様子でサンシェードを乱暴に開け閉めするなどし、事情が分からない両親も困惑して「どうしたの?」と女性に尋ねてきたという。

女性は「彼は乗車距離が短すぎたのが不満だったんだとその時気付いた。それに加えて私が中国人であることも関係しているかもしれない」とし、「彼は最初から最後まで、あいさつのひと言もなかった。降りた後、『早くしてよ!』というあのひと言を思い出して、本当に腹が立って、心斎橋を歩きながら泣いてしまった。日本に来て何年も経つけど、こんなことは初めてだった」とつづった。

女性はその後、タクシー会社に電話をかけて苦情を伝えたものの、「応対した高齢の男性は終始いいかげんな対応で何の誠意も感じられなかった」とのこと。女性が「運転手本人から謝罪の電話がほしい」と伝えると相手は了承したというが、待っても一向に連絡は来ず。女性が再度電話をかけると、「運転手と電話がつながらない」と説明された。一方で、当時の状況について別の事務員から「(運転手は)バス停近くに止めていたので、焦って(女性らに)早く降りるように言った」との説明があったが、女性は「それは私のせいじゃない。私はバス停で降ろしてほしいとは頼んでいない」と反論。会社側は「もう一度本人に連絡してみるが、つながらないとどうしようもない」と言い、「御社は運転手に連絡する手段もないのですか?」と尋ねると「そうです」と回答したという。

女性は「近距離を嫌がる運転手がいることは知っていたし、だから乗る前にも尋ねた」としつつ、どうすればいいか他のユーザーに意見を求めた。ネットユーザーからは「こんな態度の悪い運転手、中国でも見たことないぞ」「こういうのは実は結構多い。間違いなく中国人を狙ってやっている」「日本は本当に極端な社会だ」「タクシーセンターに苦情を言うといい」といった声が上がった。

女性はその後しばらくして後日談を追記。タクシーセンターに苦情を申し立てたものの1カ月ほど経っても連絡がなく、女性が再度電話して確認すると、改めて「バス停に停めていたため、焦ってあのような発言をした」との運転手の主張の説明があり、「今後そういったことがないように厳しく指導した」と伝えられた。しかし女性は「実際には、会社側からは一切謝罪を受けていない。結局は、自分で(このようなタクシーを)避けるしかないということ」とあきらめた様子でつづっている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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