BYDの中国東部最大の販売代理店が経営破綻―仏メディア

Record China    2025年5月30日(金) 12時0分

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29日、仏RFIは、中国の電気自動車大手BYDについて、中国東部最大の販売代理店が経営破綻したと報じた。

2025年5月29日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、中国の電気自動車(EV)大手BYDについて、中国東部最大の販売代理店が経営破綻したと報じた。

記事は、英ロイターが29日に中国メディア・済南時報の報道を引用して伝えた内容として、山東省でBYD車の販売店を運営していた済南乾城汽車貿易が経営難に陥り、済南市など同省の複数都市にある店舗で営業を停止したと紹介。少なくとも20店舗が空店舗または閉鎖されていることが判明したと報じている。

また、販売店営業停止に伴って消費者1000人以上が保証やアフターサービスを受けられない状態となっており、車の所有者らが中心となって権利保護団体を立ち上げて解決策を模索していると伝えた。

記事によると、済南乾城汽車貿易はかつて年間売上高30億元(約600億円)を誇り、1200人程度の従業員がいたという。同社は4月17日に「BYDの販売店戦略調整が会社のキャッシュフローを逼迫させた」としてBYDを非難する書簡を発表していた。BYD側は販売店戦略調整が経営難の影響ではなく、無計画な事業拡大と高レバレッジの運営体制こそが問題との認識を示しつつ、済南乾城汽車貿易に対して積極的な支援策を講じていることを明らかにしたとのことだ。

鳳凰網は29日にこの件に関する評論記事を発表し、BYDの販売店戦略調整が経営難の原因とする済南乾城汽車貿易の主張について「数ある販売代理店のうち経営難に陥ったのはこの会社だけ」として否定的な見方を示すとともに、BYDが販売成長の軸を国内から海外へと移す中で国内販売店の急拡大を盲目的に進めた戦略上の誤りがあったと論じた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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