中国の王毅外交部長は福建省アモイ市で28日、キリバスのマーマウ大統領兼外相と第3回中国-太平洋島しょ国外相会議を共同で主宰しました。会議に参加した各国は、中国と太平洋島しょ国との関係や共通する関心事項の議題について深く意見を交換し、広範な共通認識を形成し、会議終了後、共同声明を発表しました。

声明は、中国と太平洋島しょ国との関係が近年積極的な進展を遂げたことを振り返り、相互尊重と共同発展に向けた全面的な戦略的パートナーシップの深化、より緊密な中国-太平洋島しょ国運命共同体の構築に取り組むことを再確認しました。

また、各国の核心的利益と重要な問題における相互理解と支持を重ねて表明しました。世界には一つの中国しかなく、台湾は中国領土の不可分の一部であり、中華人民共和国政府は全中国を代表する唯一の合法的な政府であるとの立場を承認しました。

声明はさらに、各国が引き続き質の高い「一帯一路」共同建設と「ブルーパシフィック大陸のための2050年戦略」との緊密な連携を推進すると強調しました。また中国と太平洋島しょ国家間の協力プラットフォームの枠組みのうち、7項目の優先協力事項である緊急物資の備蓄、気候変動への対応、貧困削減と発展、防災・減災、食用・薬用菌類、農業、警察訓練を推進し、中国と各島しょ国間の直行便増便の就航に向けた経済的可能性を共同で模索するとしています。（提供/CRI）