拡大
中国自動車業界で新たな価格競争が本格化しています。
中国の大手電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)が仕掛けた新たな価格競争に、他の自動車メーカーも追随し始めました。
吉利汽車(ジーリー)は26日、期間限定の補助金キャンペーンを開始しました。また、零跑汽車(リープモーター)も25日に即決価格制度を導入し、C16やC11の販売価格を大幅に引き下げました。
この動きの発端は、BYDが23日に開始した「618セール」で、22車種に最大5万3000元(約106万円)の値引きを実施したことにあります。
複数の機関は、現在の価格競争がさらに広がると予測しています。小鵬汽車(Xpeng)や蔚来汽車(NIO)なども追随する可能性が高く、テスラも低価格モデルの展開を加速するとの見方が出ています。
特にBYDは、今年の販売目標550万台に対し、1~4月の実績は138万台と進捗(しんちょく)が遅れています。4~6月は販売のオフシーズンとされており、値下げは販売を促進する重要な手段となっています。
その一方で、BYDは主要部品の自社開発・生産比率が高く、コスト競争力に優れています。さらに、海外市場での利益率が高く、国内における価格戦の損失をある程度吸収できているのも強みです。
業界全体では、コスト管理能力が企業の生き残りを左右する段階に入っています。今後、短期的には販売台数の変動が激しくなる一方、長期的には技術力とサプライチェーンの統合力が勝敗を分ける鍵になるとみられています。(提供/CRI)
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華流
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