雲に吸い上げられ標高8000メートル超へ、中国人男性が奇跡の生還

CRI online    2025年5月29日(木) 16時20分

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雲に吸い上げられ標高8000メートル超へ飛ばされた中国人男性が奇跡の生還を果たした。

中国のパラグライダー愛好者である彭玉江さんが、酸素マスクを着けていない状態で標高8000メートルを超える上空まで気流に巻き上げられ、全身が凍り付く中、奇跡的に無事着陸して命を取り留めました。この一部始終を撮影した映像がSNS上で拡散され、大きな注目を集めています。

これは55歳の彭さんが24日、甘粛省の祁連山地域の標高約3000メートルの飛行訓練場で新しく購入したパラグライダー機材のテストを行っていた際に起きた出来事です。地上で機体を整えていたところ、突然風が強まり、パラグライダーごと宙に浮き上がってしまい、風がさらに強まり、積乱雲が発生する中、彭さんは雲の底に吸い込まれるように急上昇しました。雲の底に達すると、パラグライダーは急激に上昇速度を増し、彭さんは積乱雲から脱出しようと操作を試みましたが、まったく抜け出せなかったということです。

彭さんの搭載カメラの映像には、凍えた手で必死にパラグライダーを操作し続ける様子が記録されています。最終的に、彼は長年の飛行経験を生かし、追い風を利用して角度を変え、標高1000メートルほどの渓谷に安全に着地することができました。後日、飛行の軌跡を確認したところ、彭さんのパラグライダーは祁連山の標高約3000メートルのスタート地点から、8500メートル以上の高さにまで上昇していたことが判明しました。

関係者によると、今回の飛行は突発的な気象条件によるもののため、航空規則違反には該当しないということです。現在、彭さんの健康状態は安定しており、酸素の供給がなく、かつ意識がある状態で人類が飛行した高さとしては新記録を更新したということです。(提供/CRI

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