中国・江蘇省蘇州市で改装中の建物に入って中を荒らした子どもたちに、家主が粋な「お返し」をする出来事があった。中国メディアの紅星新聞が28日に報じた。

現場の監視カメラの映像には、小学校高学年くらいの少年3人が改装中の建物に入り込み、ドアを蹴飛ばしたり、室内に置かれた資材をひっくり返したりと、荒らし回る様子が映っている。少年らは過去にも何度か侵入し、同様の行為を行っていたという。

しかし、家主でありインフルエンサーの王（ワン）さんは「配線がむき出しになっているところもある」「地下室につながる階段にはまだ防護措置がない。誰かが落ちたら責任を取れない」と逆に少年らの身を案じた。

その後、このことを聞きつけた少年らの保護者が王さんに連絡し、「お会いして直接謝罪したい」と申し出た。王さんによると、親たちはとても常識的だったといい、「ぜひ謝らせてほしい。（おわびに）果物を持っていく」と話したという。

そこで王さんも、一風変わった「お返し」を用意。リーダー格の少年には2冊、残る2人には1冊ずつ問題集を渡したといい、「もうすぐ子どもの日（端午節）だし、ちょっとしたプレゼント。悪いことをしたのだから、この問題集をやって反省してほしい」と語った。

中国のネットユーザーからは「素晴らしい。（少年らは）絶対にやり終えなさい」「宿題のプレゼントか」「なんてウイットに富んだ家主だ」「家主がいい人すぎる」「（問題集を）提出させてその出来によって許すかどうかを決めよう」「1冊じゃなく1箱プレゼントしてあげたらいい」「まさに『恨みに報ゆるに徳を以てす』だね」といった声が寄せられている。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) May 29, 2025