英国最大のオンライン自動車取引プラットフォームであるオートトレーダーは、「中国ブランドの1～4月の広告閲覧数が140万を超えたことから、2024年の同時期にはわずか1．3％だった中国ブランドの英国市場でのシェアは、現在は5．3％に達していると推定される」と明らかにしました。

傑酷（Jieke）、零跑自動車（Leapmotor）、開沃（Skywell） 、欧萌達（Omoda）、小鵬（Xpeng）など多くの中国製電気自動車メーカーが比亜迪（BYD）と長城自動車の仲間に加わり、英国市場への進出を果たしています。

ロンドンの夕刊紙「イブニング・スタンダード」は、「これらのブランドは2024年のUEFA欧州選手権に協賛したことで、自動車購入者にとってより身近なブランドになりつつある」としています。

オートトレーダーは、「中国メーカーはより低コストのバッテリー技術に支えられて、西側のライバルより低価格で販売している。研究では、電気自動車に対するドライバーのブランドロイヤルティーはガソリン車やディーゼル車より低い」と分析しています。

オートトレーダーのビジネスディレクターであるイアン・プルーマー氏は、「中国の電気自動車は最先端製品だ。合理的な価格のバッテリー技術が下支えしているのに加え、米国とEUの関税戦争で貿易が不安定になっていることも、英国の市場としての魅力を相対的に高めている」との見方を示し、「中国の自動車メーカーはこれから、より多くの製品を投入するだろう」と強調しました。（提供/CRI）