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台湾メディアの三立新聞網は28日、中国の自転車メーカーのCEOが「台湾国家隊(台湾国家チーム)」との発言により批判が殺到し、急きょ謝罪動画を出したと伝えた。
台湾メディアの三立新聞網は28日、中国の自転車メーカーのCEOが「台湾国家隊(台湾国家チーム)」との発言により批判が殺到し、急きょ謝罪動画を出したと伝えた。
記事によると、中国の自転車ブランド「銀貝斯(GINEBEX)」の創業者兼CEOである蔡正昌(ツァイ・ジョンチャン)氏は先日、162人が参加する「銀貝斯VIPディーラーグループ」のチャット内で、2008~12年に当時の台湾代表チームの指導に関わった三浦恭資氏からホイールの組み立てやライディングトレーニング、フレーム設計について学んだことを説明し、自身のブランドは日本を含む海外の技術を積極的に取り入れてきたものであると述べた。
ところが、「台湾代表チーム」を指す言葉に「台湾国家隊(台湾国家チーム)」との表現を用いたことで、チャットの参加者から「その発言は不適切では?」「『台湾国家代表チーム』ではなく『台湾省代表チーム』と言うべきだ。両者には大きな違いがある」「その呼称は、台湾を国家として認めることになってしまう」といった批判が相次いだ。
これに対し蔡氏は「スクリーンショットをこのグループ外に流出させても構わない。どちらにしても、このグループ内にも競合他社の人物がいるのだから」と強気な返事をした。また、一部の参加者からは「どうしてそんなに責めるのか。同じ銀貝斯の仲間なのに」「話を切り取って攻め立てたら、銀貝斯を窮地に追い込むことになる。彼は単にライディングについて語っていただけ」などと蔡氏を擁護する声もあったという。
しかし、その後蔡氏の発言がSNS・微博(ウェイボー)などに転載され拡散されると、「小粉紅(ピンクちゃん。愛国主義者)」らから批判やボイコットを呼び掛ける声が高まった。すると、蔡氏は急きょ中国版TikTokの「抖音(Douyin)」に動画を投稿し、「グループチャット内で不適切な発言をしてしまいました。心よりおわび申し上げます。台湾は決して国家ではなく、古くから中国の固有の一部です」などと謝罪した。(翻訳・編集/北田)
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