中国のSNS・小紅書（RED）に25日、「東京・井の頭公園で日本人に泣かされた」との投稿があり、反響を呼んだ。

投稿者の女性は「今回は現地の人と同じような生活をしてみようと思い、吉祥寺付近を選んだ。井の頭公園。ここは東京の人が一番リラックスできる場所じゃないかな。曇っていたけど、とても気持ちが良かった」とつづり、公園内の写真を複数枚投稿した。

そして、公園内に設置してある寄贈者からのメッセージが刻まれた「思い出ベンチ」を紹介。女性は「一つひとつのベンチには、それぞれの物語がある。老夫婦の結婚記念の言葉、近くに引っ越してきた人の新生活への希望の言葉…」と写真と共に説明した。

その上で、あるベンチに「人生は長い、疲れたら休め」と書かれているのを目にした時、「なぜか分からないけど涙があふれてきた」とし、「異国の地で、日本人に励まされた感じがした」と記している。

中国のネットユーザーからは「感動」「わ！素敵な公園。今度行きたいな」「日本人に罵倒されて泣いたのかと思ったわ…」「なるほど、そういう意味だったのね」「私は前にその近くに住んでた。その公園に行くの好きだったな」「吉祥寺とはお目が高い。とてもローカルでいい街」「友達と行ったことがある。すごく好き」「（ベンチは）1台20万円。でも記憶を残しておけるのはとても良いね」「私が撮った井の頭公園のベンチの写真（「空と水が青の時 はる なつ あき ふゆ 色が舞う 乾杯！」と書かれている）。涙が出そうになる言葉をたくさん見た後にこれを見かけて、あまりにかわいらしくて励まされた！」といったコメントが寄せられた。

また、「そんな簡単に泣いちゃうの？」「こんなことで泣くのかよ」と批判的な声もあったものの、「私もよく小さなことに感動する。おかしいことじゃないよ」「数年前に母とここに行ったことがある。あなたの涙のポイントがなんとなく分かる」「共感する。ここ（日本）に住んで10年、今でも感動したり、温かさを感じたりすることがある」「あなたの涙の理由、分かるわ。私も若い頃はそうでもなかったけど、子どもができてからは特に涙もろくなった」「（切り株に「がんばって生きています。いじめないでね」との紙が貼られている写真をアップし）2月に撮影した。これを見た時、感動して泣きそうになったよ」「感動したら思い切り泣いて、楽しかったら声を出して笑うべき」といったコメントも寄せられている。（翻訳・編集/北田）