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香港メディアの香港01は27日、台湾でコロナウイルスの感染者が急増しているとみられることを伝えた。写真は台南市。
香港メディアの香港01は27日、台湾でコロナウイルスの感染者が急増しているとみられることを伝えた。
台湾衛生福利部疾病管制署は27日、5月18~24日の1週間に発熱や咳、のどの痛みなどコロナウイルスの症状による医療機関の外来・救急の受診件数が4万1402件となり、前週比で113%増加したことを明らかにした。同署はコロナ流行状況の把握のため医療機関の受診動向を重要な指標として調査しており、7週連続の増加となり、前年同期(2万3555件)の2倍近くに上っている。
同署の羅一鈞報道官はこの急増の原因として、新たな変異株「NB.1.8.1」の強い免疫逃避性と従来株よりも高い感染力を挙げた。また、冬に流行が発生しなかったため、最新のウイルス株に感染していない人が多く残っていたことも、今回の流行を助長した要因であると分析している。
最新の予測によると、感染のピークは6月末から7月初旬となり、外来・救急の受診件数は1週間に最大で15~20万件に達する見込みだという。これは昨年のピーク時の13万件を大きく上回るもので、コロナ収束後のピークで最多だった2023年(18万件)を上回る可能性もあるとのこと。
羅氏は、「医療機関ではマスクを着用すること」「高齢者や基礎疾患がある人については公共交通機関や人が密集する室内でマスクを着用すること」「発熱や呼吸器系の症状がある人については、外出時にマスクを着用し、症状軽快後5日間はマスク着用を続け、極力自宅で静養し、不要な外出を避けること」を呼び掛けている。(翻訳・編集/北田)
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