清華大学の秀才とAIが大学入試の最難問で対決、勝ったのは?―中国メディア

Record China    2025年5月30日(金) 10時0分

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27日、第一財経は、中国の名門大学・清華大学のエリート学生と人工知能(AI)モデルが最難関の理科系問題で知能を競い合ったことを報じた。写真は清華大学。

2025年5月27日、第一財経は、中国の名門大学・清華大学のエリート学生と人工知能(AI)モデルが最難関の理科系問題で知能を競い合ったことを報じた。

記事は、北京市にある清華大学でチューリング賞受賞者である姚期智(ヤオ・チージー)中国科学院院士が設立した数学・物理・情報科学のエリートクラス「姚班」に所属する6人の学生がこのほど、網易有道の問題解答AIモデル「SpaceOne」と大学入試の最難関問題で競い合ったことを紹介した。

記事によると、出題されたのは23年の全国大学入試の数学最難関問題と、21年の江蘇省大学入試の物理最難関問題の2問。姚班の学生は10分以内に解答を終え、間違えた学生はわずか1人だったのに対し、SpaceOneは問題が入力されてからわずか数秒で解答のステップを出力し始め、見事に正解を導き出したという。

今回参加した姚班の学生は「AIの解答の考え方は自分と同じだが、ステップがより明確。従来の解答よりも考え方を理解するのに役立つ」と評価している。

SpaceOneの開発企業である網易有道の担当者は「今年に入ってAIの進歩が著しく、特にDeepSeek-R1が推論モデルの爆発的な発展をもたらした。大規模モデルの推論能力と対話能力は、教育現場への適応性が非常に高く、個別の学習指導や質問応答のニーズに段階的に応えることができる上、提供される指導や質疑応答の質もますます高まっている」とコメント。トップクラスの学生と大学入試の難問に取り組むことで、大規模AIモデルの能力向上が直接的かつ分かりやすい形で一般に示すことがでいるとの見解を示した。

記事によると、先日も大規模AIモデルが最新の大学入試模擬試験(既存のデータベースにない新しい問題)に挑戦し、750点満点中697点という高得点をたたき出して「清華大学・北京大学」レベルに達したという。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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