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世界初の自航式水系自然交換型養殖工船が広東省江門市で進水に成功しました。
世界初の自航式水系自然交換型養殖工船「湾区伶仃」号が27日、中国南部の広東省江門市で進水に成功しました。
同船は全長155.8メートル、幅44メートル、深さ24メートルで、最大喫水深さは20メートルです。通常の漁船と異なり、船底部が非密閉構造で、15本の四角い支柱を組み立てた構造となっており、漁網を設置することで、12の独立した養殖コンパートメントに仕切り、複数種の稚魚の養殖を同時に実施することができます。
同船全体に占める養殖スペースは約8万立方メートルで、水量は標準プール32個分に相当し、年間5000トンの魚類の養殖が可能です。
同船は全電動推進システムを採用し、20キロワットの風力発電システムを備えており、静止時の養殖用電力需要を満たすことができます。また、3600キロワットのかじプロペラ2基と直径3.8メートルのプロペラブレードが搭載されています。
同船には高精度GPSと北斗衛星ナビゲーション・測位システムが搭載されており、航行水域の位置をリアルタイムで報告できます。さらにリアルタイムの海洋環境データと魚群分布状況に基づき、養殖魚群の生育に最適な水域を精密に特定することが可能です。
各養殖コンパートメントには複数のセンサーと自動給餌システムが配置されており、海域の局部的な水温異常や水質汚染の発生時、養殖コンパートメントを自動的に上昇させて水の抵抗を軽減し、速やかに適切な水域へ航行できます。
静止養殖時には海上レジャー機能を備えており、観光客に釣りやテーマ別の宿泊・食事サービスを提供できます。(提供/CRI)
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