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高速道路にも人の皮膚のように「触覚」があるのだろうか?
高速道路にも人の皮膚のように「触覚」があるのだろうか?人民網による調査活動2025「行進中国」の取材チームは20日、湖北交投建设集団が建設した「触覚・視覚・聴覚」の複合的な感知能力が備わっている鄂州花湖国際空港スマート高速道路を訪れた。人民網が伝えた。
「鄂AW8***、ようこそ鄂州花湖空港スマート高速へ。前方の道路はスムーズに流れています。安心して運転してください」 高速道路に入るとすぐに、門型の情報表示板に前方の交通状況や交通量などの情報がリアルタイムで表示されているのが目に入る。
鄂州花湖空港スマート高速道路指令センターに足を踏み入れると、高さ3.5メートル、幅11メートルの巨大な曲面スクリーンがひときわ目を引く。スマート高速一体型管制プラットフォームでは、各車両の重量、速度、走行軌跡などが明確かつ正確に表示されている。
湖北交投科技発展の羅如意(ルオ・ルーイー)副総経理は、「当社は武漢理工大学の姜徳生院士のチームと協力し、中国で初めてアレイ型グレーティング光ファイバー技術を高速道路に応用した」と説明し。「全長13キロの高速道路に1万6000個のグレーティングセンサーを敷設し、まるで『神経末端』を車線に埋め込むようなものだ。これにより、硬くて冷たいアスファルトにも鋭敏な『触覚』が備わった。人の皮膚が蚊に刺されるのを感じるように、道路も車両の通過を感知できるのだ」と話した。
グレーティングセンサーは車両通行によって生じる振動を捉え、通常の映像やレーダーなどの検知手段と組み合わせることで、「触覚+視覚+聴覚」の複合的な感知機能が実現されている。
また、従来の技術が光の照射や悪天候の影響を受けやすいのに対し、グレーティングセンサーは車線の真下に埋め込まれており、大雨や濃霧などの過酷な気象条件でも高い感知性能を維持できる。これにより、全時間・全域・全天候での感知と車両の安全な通行が可能となっている。
さらに、効率的な交通の裏には、リーンで低炭素な工夫も隠されている。沿道には700基以上のLEDスマート街灯が設置されており、後方の管理システムからワンクリックで点灯・消灯が可能。優れた感知能力と省エネアルゴリズムにより、「車が来れば灯りがつき、車が去れば灯りが消える」というエネルギー効率の高い制御が実現されている。(提供/人民網日本語版・編集/ES)
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