ベトナム首相で、ベトナム鉄道分野の国家重点プロジェクト指導委員会の委員長も務めるファム・ミン・チン氏はこのほど、ベトナムの各省庁、業界、関連機関と共同で南北高速鉄道、中国・ベトナム間の越境鉄道であるラオカイ-ハノイ-ハイフォン鉄道、および中国と接続する各鉄道路線などのプロジェクトの実施状況を審査、評価しました。

ベトナム通信社の報道によると、チン首相は、すべての省庁、業界、地方政府は大きな努力を払って断固たる行動を取り、すべての行動を計画通り着実に実行しなければならないと強調しました。今年12月19日にラオカイ-ハノイ-ハイフォン鉄道が着工する目標を達成するため、同首相は建設省にこの目標の実現を目指して具体的なスケジュールを策定するよう求めました。

チン首相はまた、各省庁と地方政府に技術や地質、土地、場所に関する問題を協調して解決するよう求めると同時に、外務省に対して中国側と鉄道相互接続プロジェクトをめぐる協力の実行を引き続き積極的に推進するよう指示しました。

ベトナム国会は2月19日、ラオカイ-ハノイ-ハイフォン鉄道建設投資プロジェクトを承認しました。ベトナム政府が提出した計画案によると、同鉄道はベトナムの新ラオカイ駅と中国の河口北駅を結ぶ越境鉄道になるとのことです。うち、ベトナム国内の全長は約380キロで、ベトナムの7省2市を経由し、北部の山間部と丘陵地帯、紅河デルタなどの各大都市と工業地帯を結んでいます。（提供/CRI）