中国で公開されない話題作「罪の手ざわり」、こっそりテレビ放映でジャ監督ら困惑―中国

Record China    2014年10月8日(水) 17時50分

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7日、話題を集めながら公開未定となっている中国映画「罪の手ざわり」(A Touch of Sin /天注定)が、地方テレビ局で放映されたことが明らかに。製作会社やジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督が不満の声を上げている。

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2014年10月7日、話題を集めながら公開未定となっている中国映画「罪の手ざわり」(A Touch of Sin /天注定)が、地方テレビ局で放映されたことが明らかに。製作会社やジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督が不満の声を上げている。網易が伝えた。

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「プラットホーム」や「長江哀歌(エレジー)」など、話題作を発表し続けてきた鬼才ジャ・ジャンクー監督の最新作「罪の手ざわり」。第66回カンヌ国際映画祭では脚本賞を受賞している。フォックスコン中国工場で発生した事件など、近年の中国を揺るがせた4つの事件を背景に、貧困や傷つけられた人間的尊厳にあえぐ人々の、四つの物語を描くもの。昨年の映画だが、暴力描写が原因とされ、中国では公開未定のままとなっている。

この話題作が7日、黒竜江省のチチハルテレビで放送されたことがインターネットで拡散され、明らかに。ジャ・ジャンクー監督は中国版ツイッターで、「なんと言えばいいのか…」と嘆きを語っている。

製作会社は中国版ツイッターでコメントを発表。「もともとは昨年11月に公開予定だった。今年4月には動画サイトや一部映画館で海賊版が登場したが、今度はテレビ局がこっそり放送したという。我々は合法的に作品を披露できる場を望んでいる」と、不満を訴えている。(翻訳・編集/Mathilda

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