2025年5月25日、中国メディアの大皖新聞は、福建省泉州市で登山中の女性が滑落死したと報じた。

記事によると、25日に泉州市安渓県で登山をしていた37歳の女性が滑落する事故が起きたとの情報がネット上で拡散した。大皖新聞の記者が現地政府に確認したところ、滑落事故が確かに発生し、女性が死亡したことを明らかにしたという。

現地政府担当者の話では、死亡した女性は同省アモイ市の登山クラブのメンバーとして同県内の観光地ではない山を登っていた際、写真を撮影しようとして足を滑らせたとのこと。

現地ではここ数日弱い雨が降り、事故当日は曇りの天気だったという。事故の目撃者は、現場が高い崖の上だったとした上で「登山クラブは素人の集まりのようだった。懸垂を何度もできるような体力の持ち主がやっと登れるような険しい山で、女性や子どもが気軽に登れる山ではない」と語っている。

記事に付された映像には、事故現場に座り込んでうなだれ大人から肩に手をかけて慰められる少年の様子が映っており、死亡した女性の子どもと見られる。

この件について、中国のネットユーザーは「子どもがとてもかわいそう」「観光地でない、雨上がりの登山、崖の上で写真撮影……問題が起こる確率は高かった」「こういったクラブの活動に親子で参加してとても楽しかったっていう友人がいたけど、どんなに楽しくても（安全が保証できないから）参加しないのが一番だよと言ってやりたい」「登山は本当に危ない。特に人が少ない山はね」「これはクラブの企画者も責任を負うべきだろう。コース選びに無理がある」といった感想を残している。（編集・翻訳/川尻）

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— 中国動画 (@RC00547555) May 26, 2025