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ITTF世界卓球選手権大会で中国の王楚欽のラケットが損傷した問題で、審判が王らのラケットを台の上で押していたことが判明し、中国のSNS上では「これが原因ではないか」との言説が飛び交っている。
カタール・ドーハで行われているITTF世界卓球選手権大会で中国の王楚欽(ワン・チューチン)のラケットが損傷した問題で、審判が王らのラケットを台の上で押していたことが判明し、中国のSNS上では「これが原因ではないか」との言説が飛び交っている。
19日に行われた混合ダブルス1回戦のブラジル戦の試合開始直前、王は検査に出して戻ってきた自身のラケットの一部がはがれているのを発見。コーチと共に抗議したが、主審は「問題ない」として試合を始めるよう促した。結局、王は予備のラケットで試合に出場した。
王は試合後のインタビューで、検査前にはラケットに問題はなかったことを強調し、「ラケットすらきちんと検査できない。大会運営に失望している。前回の五輪も含め、大きな大会でたびたび自分の身にこんなことが起こっている。他の選手ならどんな気持ちになるか」と不満を述べた。
そうした中、この試合の前に現場で撮影された映像が物議を醸している。検査ではそれぞれのラケットを封筒のような袋に入れるが、映像では、この試合で主審を務めた男性審判が、王と孫穎莎(スン・インシャー)、そしてブラジルペアの4人分のラケットの袋を重ねて持ち、台の上に置いて2度押しつぶす様子が映っていた。男性審判は周囲をうかがうようなそぶりも見せている。
この映像は複数の中国メディアが伝えており、都市快報は「王楚欽のラケットはおそらくこうやって壊された」と見出しを付け、「最初にラケットを押した時に、はっきりと鋭い音が聞こえた」と伝えている。
中国のネットユーザーからは「これはひどい」「主審は何やってるの?」「彼は何のために押し潰したんだ?」「最後に(主審が)カメラを(気にするように)ちらっと見ているのは何を意味しているのか」「厳しく調査せよ」「王楚欽へのきちんとした説明が必要」「ITTFは選手本人に面と向かって謝罪せよ」「この試合の主審と関連のスタッフを徹底的に調査すべき」といった声が上がったが、一方で「選手のラケットを4本重ねて押したら、どれがどう壊れるかは分からないだろう」と、中国選手を狙ったという主張には否定的な見方を示すユーザーもいた。(翻訳・編集/北田)
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