世界文化遺産に登録された「北京中軸線」、魅力伝える篆刻作品展が上海で開催

Record China    2025年5月21日(水) 13時30分

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上海市内にある中華芸術宮で、「北京中軸線」の魅力を伝える一般市民らの篆刻作品展が開催中だ。

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中国北京の旧市街の中心を南北に貫く全長7.8キロの「北京中軸線」が2024年7月に世界文化遺産に登録された。上海市内にある中華芸術宮では、その魅力を伝える一般市民らの篆刻作品展が開催中だ。

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この「世界文化遺産北京中軸線―印記北京中軸線」大衆篆刻作品展(上海巡回展)は北京で昨年開催された作品展の巡回展で、展示作品は260点余り。うち約200点は永定門から鐘鼓楼まで、北京中軸線を構成する15の遺産スポットの景観や歴史文化的価値などを題材としている。他の約60点は上海の歴史文化や革新的発展を映し出す作品だ。開催期間は4月30日から6月1日まで。入場は無料だ。


今回の開催について、中国美術家協会の范迪安(ファン・ディーアン)会長は「出展された作品は北京中軸線の重要な遺産スポットにおける人的・文化的景観と建築様式を十分に表現しており、その歴史文化的価値と世界遺産登録の意義を広く伝えるもの」と述べるとともに、上海の篆刻愛好家が制作した約60点の作品によって「北京と上海の歴史、景観、文化が輝き合う、独特の景観を作り上げている」と説明した。



また、中国芸術研究院篆刻院の名誉院長である駱芃芃(ルゥオ・ポンポン)氏は「今回の作品展は単なる巡回展ではなく、『追憶展』でもある」とコメント。「上海の歴史文化、名所旧跡、共産党に関する歴史文化をたどり、中国の歴史を回顧、紹介するこの作品展は内容が豊かで、思想的にも深い」と評価した。



なお、昨年北京市内で開かれた「印記北京中軸線―大衆篆刻作品展」には3カ月の会期中に延べ20万人を超える来場者が足を運んだ。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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