外骨格ロボットが観光地で人気、関連企業の株価も急上昇―中国

CRI online    2025年5月20日(火) 15時30分

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中国の著名な観光地で外骨格ロボットの導入が進んでいます。

泰山や武功山、華山など中国の著名な観光地で、外骨格ロボットの導入が進んでいます。中でも泰山では、1回80元(約1600円)でこの最新技術を体験できることから、多くの観光客の注目を集めています。

泰山景区によれば、現在400~500台の外骨格ロボットが配備されており、週末や祝日に利用する場合は事前予約が必要ですが、平日であれば予約なしでも借りることができます。

実際に体験した観光客によると、このロボットは速度調整が可能で、上り坂や平坦な道でも快適に使用できます。着用すると、登山時間が少なくとも1時間短縮できるとのことです。

泰山で導入されているロボットは、泰山文旅集団と深セン市肯綮科技が共同開発した製品で、販売価格は8280元(約16万6000円)です。

このように外骨格ロボットは、登山支援機器として全国各地の観光地で急速に普及しており、アウトドア業界で注目を浴びています。また、資本市場でもその影響が表れており、関連銘柄の株価が大きく上昇しています。

例えば、医療機器メーカーの偉思医療の19日午前10時22分時点の株価は年初から72%上昇しています。ただし、偉思医療の担当者によると、同社が現在扱っている外骨格ロボットは医療リハビリ用であり、一般消費者向けの製品ではないとのことです。

光大証券の調査によると、世界の外骨格ロボット市場は急成長期にあり、2024年の市場規模は18億ドル(約2620億円)で、2030年には120億ドル(約1兆7400億円)を超える見通しです。年平均成長率は28%とされています。

また、中国政府の「第14次五カ年計画」では、外骨格ロボットが高性能医療機器として重点育成対象に位置付けられており、一部のリハビリ用機種はすでに多くの地域で医療保険の適用対象となっています。これにより、医療分野での商業化が加速する可能性があります。

さらに、人工知能(AI)や素材技術の進化、高齢化社会の進展を背景に、外骨格ロボットは家庭やアウトドアなどの用途にも拡大していくことが期待されています。(提供/CRI

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

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