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カタール・ドーハで行われているITTF世界卓球選手権大会で、中国の王楚欽がパリ五輪に続いてまたしてもラケットが壊れるトラブルに見舞われた。
カタール・ドーハで行われているITTF世界卓球選手権大会で、中国の王楚欽(ワン・チューチン)がパリ五輪に続いてまたしてもラケットが壊れるトラブルに見舞われた。
19日に行われた混合ダブルス1回戦のブラジルペアとの試合に孫穎莎(スン・インシャー)と組んで出場した王だが、試合前に検査に出して戻ってきた自身のラケットの一部がはがれているのを発見。コーチと共に抗議したが、審判はラケットは試合の規定に適合していると判断した。結局、王は予備のラケットと交換して試合に出場し、ブラジルペアにストレートで勝利した。なお、中国メディアの極目新聞は、何者かに故意にはがされた可能性にも言及している。
王は試合後のインタビューで「なぜいつも自分ばかりがこんな目に遭うのか分からない。入場してすぐに違和感があり、ソフトラバーが半分はがれた。検査前には問題なかった。そのラケットではもう試合ができなかった」とし、「ラケットすらきちんと検査できない。大会運営に失望している。前回の五輪も含め、自分は何も言わなかったが、大きな大会でたびたび自分の身にこんなことが起こっている。他の選手ならどんな気持ちになるか」と不満を述べた。
王は2024年のパリ五輪混合ダブルスで金メダルを獲得するも、直後にベンチになだれ込んだカメラマンにラケットを踏み折られるトラブルに見舞われた。翌日の男子シングルスには予備のラケットで臨んだものの、まさかの初戦敗退を喫した。
中国のネットユーザーからは「3大大会の二つでこんな目に。失望しない方がおかしい」「1年も経たずに2度目の被害。中国選手に対する不公平な待遇だ。腹立たしい!!」「こんなの誰だって怒るだろう。中国卓球協会は選手を守るために動け」「ラケットを踏み折られたことをなあなあで済ませたから、(犯人が)調子に乗って試合前にラケットを破壊する行為に出たのだ。警察に通報せよ」「ITTFはきちんとした説明をせよ」といった声が上がっている。
なお、中国国営の中央テレビ(CCTV)などによると、ITTFおよび中国卓球協会はこのことについて、同日の全日程終了後に特別会議を開いた。会議では中国卓球協会から正式な抗議と、監視カメラの映像の調査および原因究明を行うよう要求があった。また、「検査済みのラケットが外部の人物に触れられないようスタッフが常時立ち会うこと」「より安全性の高いラケット検査用容器を使用すること」「ラケット検査の全工程を録画すること」の3点の要望が出された。(翻訳・編集/北田)
— 中国動画 (@RC00547555) May 20, 2025
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