拡大
中国で新型コロナウイルスの感染が再び拡大している。写真は杭州東駅。
中国で新型コロナウイルスの感染が再び拡大している。中国メディアの中国経営報などが18日に報じた。
報道によると、首都医科大学附属北京友誼病院・感染総合科の李侗曾(リー・トンツェン)主任医師は「世界的にコロナの管理措置が徐々に解除されて以降、通常は半年から1年の間隔で流行のピークが発生している」と指摘し、2024年について「わが国では2~3月と7~8月にそれぞれ流行のピークがあった」と説明した。今年については「3月から始まり、すでに約3カ月続いている」としつつ、感染状況がやや長引いていることについては「正常な変動の範囲内」との見方を示した。
また、最近の感染増の原因について「一つには、多くの人が前回の感染からすでに半年、あるいは1年以上が経っており、自然感染によって得られた抗体が徐々に弱まったり、消失したりしていることがある」と言及。「もう一つは、ウイルスの変異が続いており、特にオミクロン株のXDV系統の亜系統であるNB.1.8.1は、免疫逃避(回避)能力が明らかに強まっていることが挙げられる」とした。このほか、労働節(メーデー)の連休期間中に人々の集中移動があったことも感染拡大の要因の一つになったと分析した。
李氏は「現在、北部の一部省では感染者がすでに減少し始めており、中部のいくつかの省では増加の勢いが鈍化している。南部地域ではまだ増加傾向にあるが、他地域の傾向を踏まえると、5月下旬にはピークに達するだろう」との見方を示した。
なお、コロナについては香港や台湾でも感染者が増加傾向にあると報じられている。(翻訳・編集/北田)
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